リハビリテーション実績 リハビリテーション実績

当院の回復期リハビリテーションの特徴

当院の回復期リハビリテーションは入院全体の92%が脳血管疾患、残り8%が脊髄疾患や切断後のリハビリテーションなどです。すべての入院患者様が急性期病院から紹介入院となっております。
当院では365日リハビテーションサービスが提供できる体制をつくっており、リハビテーション提供時間は1日2~3時間、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士あわせて62名のセラピストがチームとなり患者様のサポートを行います。
また、機能回復の順調な方から、意識障害や摂食嚥下障害を抱えている方まで、お一人おひとりに合った個別性を重視したオーダーメイドのリハビリテーションサービスをチーム一丸となって提供できるよう努めています。

脳卒中や脊髄損傷などの中枢神経が障害を起こすと運動麻痺や感覚障害、高次脳機能障害、摂食嚥下障害などが出現します。具体的には、
・麻痺になり歩けない、手や足が動かせない
・麻痺が無くても高次脳機能障害で日常生活上の動作が出来ない
・摂食嚥下障害でご飯が安全に食べられない
上記の様な状態になった患者様に対して、私たちは以下の特色を持ってリハビリテーションを提供しています。

回復期リハビリテーション

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がチームで患者様に個別のリハビリテーションプログラムを作成し、退院までをサポートします。
理学療法と作業療法では、麻痺(運動から動作)に対するリハビリテーションを神経生理学的治療の他、最新の脳科学の知見も導入し麻痺の改善に努めます。麻痺の改善状況に応じて上肢ではにぎる・つまむなど、下肢では立つ・座る・歩くなどの基本的な動作の練習を行います。

回復期リハビリテーション

これらの動作は日常生活の基本となる動作で、単にできる・できないではなく、スムーズで楽に行えるよう動作の質の改善も合わせて行います。
作業療法と言語聴覚療法では、高次脳機能障害や失語症に対するリハビリテーションを実施します。高次脳機能障害・失語症は言葉がでにく・理解しにくい、道具が上手く使えないなどによって、身の周りの動作が出来なくなったり、コミュニケーションが取りにくくなったりする症状です。

回復期リハビリテーション

この症状は見た目には分かりにくく周囲に理解されないこともあるため、入院中からご家族へも情報提供を行いながら練習をしていきます。ご希望に合わせて、身の周りの動作だけではなく家事動作や復職に向けた練習など、より実践的な課題に取り組み社会復帰を支援していくこともあります。

回復期リハビリテーション


回復期リハビリテーション病棟1日の流れ(例)


  • 6:00

    6:00

    起床

  • 8:00

    7:00

    整容・更衣

  • 9:00

    7:50

    朝食

  • 10:00

    9:00

    理学療法

  • 10:00

    11:00

    言語聴覚療法

  • 11:00

    12:00

    昼食

  • 11:45

    14:00

    作業療法

  • 13:00

    15:30

    入浴

  • 15:00

    17:40

    夕食

  • 16:00

    19:00

    整容・更衣

  • 18:00

    22:00

    消灯

退院支援

退院前家屋調査

退院前家屋調査

必要に応じ退院前訪問指導や家族指導を行います。患者様の身体機能に合わせて介助方法の指導や手すり、段差解消などの住宅改修を提案させていただきます。対面で指導が難しい場合はタブレットなどICTを活用し動画などで指導を行う場合もあります。

作業療法

また、高次脳機能障害や失語症の患者様に向けては、退院後の自主トレーニングの指導や教材の作成をしています。ご家族へも症状の特徴や関わり方などを書面等でお伝えします。退院後も当院外来・通所の作業療法、言語聴覚療法を利用しながら復職を目指してリハビリテーションを継続する方もいます。


退院後のサポートについて

当院では退院後のサポートとして以下の三種類のリハビリテーションがあります。
1.医療保険での外来リハビリテーション
2.介護保険での通所リハビリテーション
3.介護保険での訪問リハビリテーション


1.医療保険での外来リハビリテーション

主治医が必要と認めた場合、外来受診時に処方されます。
発症・受傷または手術日より150日間の間、週1回(20分から40分)の実施となります。また2週毎に主治医の外来受診が必要となります。
入院時担当者と連携し、身体機能の回復をメインとして外来リハビリテーションの担当療法士が20分から40分/回のリハビリテーションを実施致します。曜日や時間などは適宜担当者と検討させていただきます。(月曜から金曜 9:00-12:00 13:00-17:00)
実際の在宅生活でお困りの事があれば動作方法の指導・練習、福祉用具の利用など解決策を提案します。
主治医との連絡を密に取り、連携したサービスを提供します。
※介護保険の認定を受けている方(保険証をお持ちの方)は医療保険での外来リハビリテーションを受けられません。

医療保険での外来リハビリテーション

2.介護保険での通所リハビリテーション

介護保険での通所リハビリテーション

利用者様が可能な限り自宅で自立した生活を送ることが出来るよう、身体機能・能力の維持改善を図り、なおかつその他の介護保険サービスと協働しながら地域社会活動に積極的に参加していくことが出来るよう支援していくための介護保険サービスです。
介護保険をお持ちの方がご利用になれます。担当ケアマネジャーに相談し、ケアプランを立ててもらい、契約をする事で利用をすることが出来ます。当院の医師が主治医である必要はありません。
契約期間に限度はありません。ご利用回数は介護度によって違いがありますが週2回を限度としています。祝日を除く月曜から金曜(9:00-12:00,13:00-16:00)でご利用日(曜日・時間)は固定制になります。リハビリテーションに特化した短時間デイケアのため送迎・お食事・入浴などのサービスはありません。
当院入院歴・通院歴がある方は当時の担当者と連携し、身体機能や生活機能などの維持・拡大を目指します。
一回70分のご利用で担当療法士が30-40分マンツーマンで関わり、その他の時間はバイタルチェックや健康運動指導士と共にマシンなどを用いた筋力訓練やストレッチ等を行います。
理学療法士6名、作業療法士2名、言語聴覚士1名が在籍し個別でのリハビリテーションを提供します。健康運動指導士が2名在籍し、自主トレーニングの際のリスク管理やプログラム実施のための援助を行います。
医療機関に併設されているため、緊急時の対応が迅速に可能です。

3.介護保険での訪問リハビリテーション

詳しくはこちら

その他、三草会グループでは退院後のサポートとして地域包括支援センター、介護予防センター、居宅介護支援事業所、認知症対応型グループホーム、認知症対応型デイサービス、小規模多機能型居宅介護、共同生活援助型グループホーム、障がい者就労継続支援B型事業などを運営しております。

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